ようやく小島秀夫監督の最新作ゲームであるデス・ストランディングのエンディングまで到達しました。アメリカ東海岸から数々のドラマを得て西海岸まで踏破。基本のゲームシステムは配達ゲームながら、挟まれる映画のようなムービーに釘付けとなっていき、最後は本当に感動の嵐で終える事のできる作品。
ここでは終盤にどのような事が巻き起こっていったのかネタバレを含みつつ、感想を綴っていくのでまだエンディングまで到達していない人は注意をしてください。
黒幕は絶滅体の彼女だった…!?
まずこのゲームの黒幕というのは序盤から登場していたサムの育ての親とも言うべき人物。ブリジットです。同時に彼女は魂と肉体が分離して地球の絶滅を観測する人柱だったのです。サムを西海岸まで誘導していたアメリ。
彼女の正体はビーチに魂だけが残ったブリジット本人です。
ブリジット=アメリであり、シュタインズゲートで言う所のアメリは鳳凰院凶真。観測者です。
第6デス・ストランディングは起こるべくして起こる事象。しかし、数千年先か…数万年先か…不明な第6のデス・ストランディング。アメリにとっては途方もない月日を孤独に過ごすことは耐えられなかったのです。
そこでアメリはどうせ地球が消滅するのであれば、それを早めてしまおう…。ある意味、自身のエゴによってサム達が必死で阻止しようとしていたデス・ストランディングを人為的に早めようとしていたのです。
ブリジット=アメリがこのゲーム最大の黒幕であり、第6のデス・ストランディングを引き起こそうとした張本人。
サムとクリフの密接な関係
このゲームでは度々登場してくるクリフォード・アンガー。通称クリフ。彼はBBを取り返す為に幾度となくサムの前に立ちはだかっていきます。本当に終盤まで謎の存在なのですが、ラストが差し迫るにつれて彼の正体が明らかとなっていきます。
彼が必死で守り抜こうとしていたBB。
その正体はゲームの主人公でもあるサムでした。つまりサムはクリフの息子。
そしてサムの過去が明らかになっていきます。ブリジットの策略によって追い込まれていくクリフ。最終的に彼と赤ちゃんのサムはブリジットの放つ銃弾によって最後を向かえていきます。
しかし、ビーチにてサムを発見するアメリ。
罪なき子を殺害してしまった枷があるのでしょうか…。当時ビーチにいたアメリはサムを帰還者にして現実世界へと蘇らせていきます。帰還者として現実世界に戻ってきたサム。ブリッジベイビーとしての能力はなくなっていたので本来であれば処分されるはずでしたが、ブリジットが育てていく事になっていきます。
サムが抱えているBBは誰の子供なのか?
プレイヤーの多くはサムが抱えているBBはクリフの記憶があった為、クリフの子供ではないかと難なく想像の範疇にあると思います。しかし、クリフのBB=サムの為、サムが抱えているBBはクリフの子供ではありません。
そしてエンディングに到達してサムが抱えているBBの出生は明らかになる事はありません。
しかし、あくまで憶測ですが、ゲーム中にデッドマンが語るようにサムのBB=サムの息子ではないかと考えています。さらに憶測ですが、もしデスストに次回作があるのならばサムのBBことルーが次回作の主人公になるのではないかと推測しています。
ちなみにサムが抱えているBBですが、最後にサムがポッドから出して親になる事を決意していきます。70%の確率でポッドから出したBBは活動不能になるのですが、ルーは生き永らえる30%の方に当てはまります。
今後、続々とエンディングまで到達する考察隊がさらに深読みやアーカイブから公になっていないデスストの謎などを解明していくと思うので、私も考察隊の推測を楽しみにしています。